17`02/12(日) -21:45- 先日、DC「デスピリア」をクリアしました。
直前に、同じアトラスのPS「ダークメサイア」と言うゲームをプレイしたんですが、これがあんまり面白くありませんで(^^; クリーチャーが追い掛けて来るホラー系なんですが、バイオみたいに戦う事は出来ず、逃げるしかありません。 それが面白そうだったんですが、実際には3Dダンジョンをただ走って逃げるだけで、ゲーム性に乏しかった。 もっと、回避するとか、アイテムで目くらましするとか、ロッカーに隠れてやり過ごすとか、逃げると言う部分で遊べるかと思っていたので拍子抜け。 シナリオもそこまで面白いものじゃないし、一応クリアはしたけど良いとこ凡作。 ただ、アトラスらしい世界観や雰囲気は抜群で、ゲーム自体が大した事なかったのもあってアトラスっぽさを堪能し切れず、まだ物足りないなぁ、と(^^; そこで、同じアトラスっぽさ全開な「デスピリア」で、アトラス成分を補充する事に(^∀^; あぁ、ちなみに、ペルソナのポップな感じしか知らない人向けに言っておくと、それじゃない。 本来のアトラスは、もっと地味で独特で淡白で、本作はそっちのアトラス丸出しです(爆) さて、内容の方ですが、一度滅んだ後の世界で、復興を担った「教会」が権力を持つ日本が舞台。 マインドと呼ばれる精神力が実体化した様な存在、超能力の具象化と言う意味でジョジョのスタンドの様なもの、システム的には真・女神転生の仲魔みたいなものを使い、敵の精神を攻撃します。 母体である人間と2体のマインド、最大で3対3の戦闘になります。 そんな特殊能力がメインなので、物語も人の精神、心がテーマです そうした内面の醜さ、怖さを描いたホラー系……と思っていたんですが、プレイしてみると人体改造が当たり前の世界観でサイバーパンクでした。 ただ、例えば攻殻機動隊SACみたいなスタイリッシュなやつじゃなくて、頭のおかしい人物、見た目からしておかしい人物、クリーチャーなどが闊歩する、もっとグロテスクな雰囲気です。 システムは、移動、探索がアドベンチャーゲーム仕様で、よくあるコマンド選択式ではなく、MYST、Dの食卓、クーロンズゲートなどに近い、主観画面内の特定の場所を選択する事で移動、探索を行うタイプ。 イベント戦闘以外に、移動中に雑魚が出現する事もあります。 主人公は、経験値を稼ぎレベルアップして強くなって行きますが、マインドはイベント敵を倒すと手に入る12種類の記憶素子を組み合わせて作成します。 仲間にする、合体させる、と言う要素がないから悪魔合体とは雰囲気が異なり、慣れれば法則も簡単だからメガテンシリーズよりもシンプルですね。 最高Lv13、ランクSのマインドも簡単に作れるし、強さもVP(HP)MPが999、攻撃力などは255が最高。 リストに空きがあって、多分メガテンで言うところの合体事故で作る突然変異の隠しマインドがまだまだいそうですが、戦闘の難易度はそこまで高くなく、通常マインドで充分。 お金がたくさん手に入るので、自分もマインドも弱い序盤からずっと、アイテムをふんだんに使う事が攻略の鍵かな。 やり込み要素の類はないので、30数時間でクリアしました。 やり込み要素がないものの、成長、戦闘、探索、ストーリィ、世界観は申し分なく、かなり面白い作品でした。 まぁ、アトラスのRPGですから、地味で独特で淡白なので盛り上がりには欠けますけど(^^; 精神、心が主題で、信仰心や人類再生なども扱うので、曖昧ではっきりとしない部分もありますが、母の愛、母を求める子供たち、心を持たない少年イオなど、感動的な部分もあります。 全体的には、暴力、猟奇殺人、セックス、ドラッグがありふれた世界だから、万人におすすめは出来ませんけどね(^ω^; それでも、そうした部分に耐性がある人には、このグロテスク・サイバーパンクを是非にとおすすめですヽ(^∀^)ノ まったく、隠れた名作、傑作の宝庫だな、レトロゲームは……いや、「ダークメサイア」の方は駄目だったんだけど(爆)
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